日本酒で乾杯しよう!【12月】

「日本酒で乾杯しよう!」イラスト

すっかり寒くなり、いよいよ12月も間近に迫ってきました。
年末もすぐそこ。一年が過ぎるのは早いものです。

仕事納めだけでなく大掃除や新年の準備など、何かと慌ただしい12月。
そんな気持ち的にも忙しない12月の乾杯おすすめデーはこちら!
みんなで、乾杯しませんか?

12月10日:ノーベル賞授賞式の日

今年は日本人の受賞者がいないので、テレビなどでの報道は少ないと思いますが、12月10日はノーベル賞授賞式の日です。

受賞者は一年間の選考を経て毎年10月上旬に発表され、最大のイベントである授賞式がノーベルの命日である12月10日に行われるのです。
授賞式のあとは、1,000人以上が参加する晩餐会と舞踏会、場所を変えてのノーベル・ナイトキャップと、深夜早朝まで祝賀行事が進みます。

それらの祝賀行事で、日本酒が提供されたことがあるのをご存知ですか?
晩餐会では、兵庫県灘五郎の酒蔵・神戸酒心館の「福寿 純米吟醸」が提供されました。
日本人4人が受賞した2008年から、2019年の吉野彰氏の受賞まで、公式祝賀行事への提供は9回になるとのことで、山中伸弥氏が受賞した時にも提供されて話題になりました。
※「ノーベル賞公式行事提供酒 純米吟醸について」(株式会社神戸酒心館 公式サイト)

晩餐会に続くノーベル・ナイトキャップでも日本酒が提供されています。
「福寿」以外に、石川県 加越の「加賀の月 満月 純米吟醸」、石川県 鹿野酒造の「KISS of FIRE」、福島県 人気酒造の「人気一 ゴールド人気 純米大吟醸」などが、これまで受賞者たちに飲まれてきました。

受賞者の方たちがどんなお酒を飲んだのか、同じお酒を味わってみるというのも、新しいお酒との出会いになるかもしれません。

12月22日:酒風呂の日(冬至)

「酒風呂の日」は、“春分・夏至・秋分・冬至に酒風呂に入り、健康増進をはかろう” と、長野県信濃町の蔵元である株式会社高橋助作酒造店の高橋邦芳氏が制定しました。
日付は、「湯治(とうじ)」が、「冬至」「杜氏」を連想させることから決められました。

酒風呂の入れ方は、38〜40度くらいの少しぬるめのお湯に、180〜360ml(カップ1〜2)のお酒を入れるだけ。血行促進の効果があり、寒い夜にも身体がぽかぽか温まります。(熱い温度でののぼせに注意!)

冬至のこの日は、はんぺんの日、カニカマの日でもあります。
酒風呂上がりの冬の夜、ぽかぽかの余韻の中、ちょっと晩酌するのも楽しそう。

※冬至は、年によって日にちが異なります。
2023年は12月22日(金)、2024年は12月21日(土)が冬至となります。

12月25日:クリスマス

イエス・キリストの誕生を祝うクリスマス。
室町時代の1552年に、キリシタンの司祭が現在の山口市でクリスマスのミサを行ったのが、日本の一番最初のクリスマスと言われているそうです。
※「クリスマス市 山口:日本のクリスマスは山口から実行委員会」
https://xmas-city.jp/

クリスマス定番の飲み物といえば、ヨーロッパではグリューワインやグロッギ(スパイス入りのホットワイン)、北米ではエッグノッグ(卵と牛乳と砂糖、スパイスなどを使ったホットドリンク)が有名ですが、今年は日本酒で乾杯しませんか?

食前酒なら、シャンパンのようなシュワシュワ系のスパークリングタイプがオススメ。最近は、きめ細かな泡を楽しめる、瓶内発酵タイプの日本酒もたくさん出てきています。
食中酒ならば、クリスマスディナーは味付けの濃いお肉のメニューも多いので、生酒や原酒などフレッシュでしっかりした味わいのものがオススメです。

12月31日:大晦日

言わずとしれた、一年を締めくくる最後の日。
1月から11月までの月の最後の日は「晦日」と呼ばれますが、一年の締めくくりとなる12月だけは「大晦日」と呼ばれます。
年末のあれこれを片付けて少し落ち着いた中で、除夜の鐘を聞き、年越し蕎麦を食べるという方も多いと思います。

今年一年頑張った自分に、一緒に過ごした家族や仲間と、“お疲れ様!” の乾杯を!
なにはともあれ、みなさま、一年間お疲れ様でした!

* * *

あっという間の12月。
どんな一年だったでしょうか? どんなお酒と出会えましたか?

12月はきっとばたばたと慌ただしく過ぎていってしまうかもしれませんが、そんな中でも、のんびり乾杯できる時間を見つけられるといいですね。
2023年のいろいろを振り返って、楽しい乾杯を!

日本酒で乾杯!のイラスト

いつも楽しくWakuWakuを忘れずに。
そんな時間のお供をしてくれるお酒にも感謝して、今晩もカンパイ!!

日本酒に関する記事一覧に戻る