今年の夏は本当に暑いですね。
酒づくりの新年度となる7月も過ぎて、あっという間に8月を迎えようとしています。
夏休みが楽しみ、という方も多いのではないでしょうか?
8月の乾杯おすすめデーはこちらです。
8月10日:焼き鳥の日
気軽に美味しく楽しめる “焼き鳥” 。
“焼き鳥屋で日本酒を飲む” という方もいるのでは?
8月10日は、「焼き鳥の日」だそうです。
“焼き鳥の父” と呼ばれる根本忠雄氏が創業した株式会社鮒忠が、日本の食文化である「焼き鳥」の魅力を伝えるために制定しました。
(全国やきとり連絡協議会、日本食鳥協会も、この日を「焼き鳥の日」としています)
日付は、「やき(8)とり(10)」の語呂合わせから。
焼き鳥とビールが美味しく感じられる真夏の日であることも理由の一つだそうですが、焼き鳥と日本酒だって最高の組み合わせですよね!
焼き鳥を肴に冷酒をくいっと、夏の日を楽しみましょう!
8月18日:お米の日
酒づくりに欠かせないものの一つに、お米があります。
“米” の字が八・十・八の字になること、“米づくりには八十八の手間がかかる” と言われることなどから、8月18日は「お米の日」と言われています。
(同じ理由で、8月8日、毎月8日を、「お米の日」とするところもあります)
酒づくりに使われる酒米については、酵母と同様に地方自治体で独自の品種を開発したり、酒蔵が地元産や自社栽培米を使うなど、近年は変化も出てきています。
生産地域やブドウの品種の違いを楽しむワインのように、地域や酒米、酵母の違いを気にして飲んでみるのも、日本酒の楽しみの一つになるかもしれません。
8月24日:愛飲の日
8月24日は、酒を愛した歌人・若山牧水の誕生日にちなんで、「愛飲の日」と呼ばれています。
「幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく」、「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」などの歌で知られる若山牧水ですが、酒豪としても知られています。
酒好きらしく、酒にちなんだ歌ももちろん詠んでおり、しみじみとしたものから少しユーモラスなものまで、たくさん残されています。
「たぽたぽと樽に満ちたる酒は鳴るさびしき心うちつれて鳴る」
「かんがへて飲み始めたる一合の二合の酒の夏のゆふぐれ」
「人の世にたのしみ多し然れども酒なしにしてなにのたのしみ」
「それほどにうまきかとひとの問ひたらば何と答へむこの酒の味」
「足音を忍ばせて行けば台所にわが酒の壜は立ちて待ちをる」
一日に一升の酒を飲んでいたとも言われている牧水。
いくら酒好きとはいえ、一日一升は少し飲み過ぎですね。
お酒は楽しく、ほどほどに!
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夏休みには、旅行したり、帰省する方もいると思います。
ワイワイ楽しめるのも、静かに楽しめるのも、日本酒のよいところ。
一人家飲みやワイワイ・グビグビ楽しむビールも最高ですが、夏の夕暮れ、旅先や帰省先で、家族や友人とたまにはのんびり日本酒を酌み交わしながら過ごすのもよいのではないでしょうか。
いつも楽しくWakuWakuを忘れずに。
そんな時間のお供をしてくれるお酒にも感謝して、今晩もカンパイ!!