残暑まだまだ暑さが残りますが、酒屋にはもう秋あがりが出始め、日本酒は秋を迎えようとしています。
昨年、10月1日の「日本酒の日」から始めた「日本酒で乾杯しよう!」の記事も、一年を過ぎました。
「日本酒で乾杯しよう!」、9月の乾杯おすすめデーはこちらです。
9月9日:菊の節句(重陽の節句)
9月9日は、「桃の節句」や「端午の節句」など五節句の一つ、「重陽の節句」です。
旧暦で菊が咲く季節であることから、“菊の節句” とも呼ばれます。
栗ご飯を食べたり、湯船に菊を浮かべて “菊湯” にしたりして、無病息災や長寿を願います。
また、菊の花を浸した “菊酒” は、平安時代から江戸時代までも、広く楽しまれていた風習だそう。
菊の節句は、現在では、桃の節句や端午の節句と比べるとあまり馴染みのない日かもしれませんが、季節の移り変わりを節句で感じながら、秋のお酒を楽しんではいかが?
9月14日:食いしん坊の日
世の中の食いしん坊に向けてさまざまな食の楽しみを提案する雑誌『dancyu(ダンチュウ)』を発行する株式会社プレジデント社が制定しました。
食事をもっと美味しく、もっと楽しくすることを常に心掛けるとともに、生産者や料理人などへの感謝を忘れない、真の食いしん坊のための日とすることが目的で、「く(9)い(1)し(4)んぼう」の語呂合わせから。
食事をさらに楽しく美味しくしてくれるお酒。
美味しいお酒とおつまみを用意して、酒蔵さんに感謝しながら、乾杯!
9月17日:中秋の名月
中秋の名月は、旧暦の8月15日の夜、“十五夜” に見える月のこと。
古来より月を愛でる習慣は日本にもありましたが、“十五夜のお月見” は、中国から平安時代に伝わり、江戸時代に広く庶民に広がったと言われています。
旧暦では7月から9月が秋にあたり、真ん中の8月の “中秋” の頃は月が特に美しく見えることから、「中秋の名月」と呼ばれるようになりました。
(からっと澄んだ秋の空気と、夏よりも高い月の位置が、月が美しく見える要因だそう)
夏の暑さも少し和らぎ、虫の声も聞こえて、秋を感じる頃。
お月見団子とススキをお供に、月見酒は今年の秋あがりでぜひ!
※ちなみに、2024年の「中秋の名月」は満月ではなく、翌日の9月18日が満月となります。
※中秋の名月は、年によって日にちが異なります。
2024年は9月17日、2025年は10月6日です。
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早いもので、暦の上では、季節は夏から秋に。
日本酒も、季節の変化とともに、違う味わいを感じさせてくれる頃です。
まだ暑さの残る時期ですが、秋酒でのんびりと、夏の疲れを解放してはいかがでしょうか。
いつも楽しくWakuWakuを忘れずに。
そんな時間のお供をしてくれるお酒にも感謝して、今晩もカンパイ!!